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感染拡大防止のため、学びの場が失われている。全国から700人以上の中高生が参加し、オンラインで戦争の歴史をなどを学ぶ「バーチャル修学旅行」が行われた。ここでは、広島の被爆者・サーロー節子さん(88)、長崎出身で被爆2世を自覚するサッカー日本代表の森保一監督(52)、沖縄出身のタレント・りゅうちぇるさん(25)が講師を務めた。
被爆者で核兵器廃絶を訴えるサーロー節子さん:「同じ部屋にいた30人ばかりの同級生はほとんど焼け、生きたまま焼け死んでしまったんですね。やけどをして醜い傷ができた人、そうした人たちに対する社会的偏見も大変なものでした。今皆さんが見ていらっしゃるこういう状態でですよ。75年経っても鮮やかに残っているわけです。ですから、私が長い間、反核・平和運動に従事したっていうのも、そういうイメージとか記憶とか、そういうものが私の背を押しているんだと思います」
この講義を聞いていた戦争を知らない世代からは。
参加した生徒:「(沖縄には)基地だったりとかそういう問題があって、沖縄のものをどう発信しようとお考えですか?」
沖縄出身タレント・りゅうちぇるさん:「勇気を振り絞って語り継いできた上の世代の人のためにも、僕たちがよりそれ(戦争体験)を受け継いでいかなければいけない」
参加した生徒:「私は日本の加害面を学ぶのも大切だと思う。私たち戦争を経験していない世代が何を今学んでおくべきかっていうのを聞きたい」
被爆者で核兵器廃絶を訴えるサーロー節子さん:「自分の体験を話す…それだけでは相手に十分に説得力はありませんよ。腹を割って話をする態度がないと核の問題もお互いに共有することができません」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース